これほど、違和感なくスムーズに使える仮想デスクトップは初体験だ。これだけのために、OSX Lion にする価値がある、と思えるほどだと感じている。
Mission Control
従来の Expose と Spaces が統合された機能、Mission Control は、単に統合されたというにとどまらず、素晴らしい進化をとげた。デスクトップの切り替えにはまったくストレスがなく、フルスクリーンアプリの使い勝手も含めて、とても直感的で使いやすい機能になっている。これに慣れると、もはや他の環境がとても陳腐に見えてしまう。というのも、言い過ぎではない。
どれほど素晴らしいものかは、なかなか伝えられないので、是非体験してほしいと思う。
ここでは、基本的な使い方をメモしておく。
デスクトップの追加・削除
Mission Control を開くと、上部に仮想デスクトップとフルスクリーンアプリが並ぶ。このとき、各デスクトップにカーソルを合わせると、そのデスクトップに閉じるボタンが表れるので、これをクリックすることでデスクトップを削除できる。そのときそのデスクトップに開いていたアプリは、他のデスクトップへ移動される。
画面右上のほう、デスクトップ並びの隣くらいへカーソルを合わせると、「+」ボタンが表れるので、これをクリックするとデスクトップが追加される。
また、カーソル位置に関わらず、Option キーを押すと、各デスクトップに閉じるボタンと、追加用の「+」ボタンが表れる。
スワイプで表示デスクトップの切り替え
タッチパネルで4本指で左右スワイプ、またはマジックマウスで2本指で左右スワイプすると、デスクトップを切り替えられる。画面中央では、各ウィンドウが見やすい形に並べられていて選択しやすい。なお、スワイプは環境設定による。
ウィンドウの移動
Mission Control 上で 各ウィンドウは ドラッグによって好きなデスクトップへ移動できる。このとき、Shift を押しながら操作すると、移動のアニメーションがスローモーションになるのだけど、これが何の役にたつのか、よくわからない……。
アプリケーションにフォーカス
ウィンドウにカーソルを合わせて、トラックパッドで2本指で上へスワイプすると、そのアプリケーションにフォーカスされて、開いているウィンドウが広がり、拡大表示される。下へスワイプすると、元にもどる。
並び替え
仮想デスクトップを自由に並び替えることはできないようで、どうやってもやり方がわからない。環境設定で、並びを固定するか、使用状況に応じて自動的に並び替えるかを選択できる。
自動の並び替えは、結構よく出来ていて、よく使うものが少ないアクションで表示できるようになるが、たまに位置を見失うことがある。
細部で、まだ工夫できそうな点もあるが、とてもよく考えられていて、「使いやすい」という感じすら感じないくらい自然な存在となっている。
大絶賛してしまったけど、それほど素晴らしいものだと思いました。