Macで作業をしていたら、「システムディスクの容量が少なくなってるよ」という旨のダイアログが出てきた。 そんなばかな、と見てみると……なんと、空きが 500MB程度になっているではないですか! ついさっきまで数十GBはあったはずなのに。
Xcode で作業をしていたときなので、Xcode関連のいろいろを調べて、不要なスナップショットやらなにやらを削除して、なんとか 20GB程度の空きをつくった。本格的な整理はあとにして、とりあえず作業再開。
しかし、ものの数分もするとまたもや「空き容量が少ないよ」と。見てみると、空き 4GB になっている。 それも、みるみるうちに 1GBを切るまでになってしまった。どうしたことか、すごい勢いでディスクが消費されているようだ。
そして、調査にのり出す
まずは コマンドラインで du を使って調べてみます。
で、ざっと見てみるものの、これはというものが見当たりません。
du を使って時間経過を追って見ても、よくわからなかったので、なにか ディスク管理用のアプリがないか探してみて、"DaisyDisk" というものを見つけました。
HDDを解析して、各フォルダの容量を階層的に視覚化してくれるので、ものすごく把握しやすくて 日常的にHDDを整理するのに便利そうです。試用版でもある程度使えて、実際今回のトラブルは試用版のみで解決できました。(すごく便利なのでその後すぐに App Store で購入しました)
これで調べると、iCloud Photos のキャッシュか何かがすごい容量を使っていることはすぐにわかりました。ファイルを見てみたら 11.7GB のファイルがたくさん並んでいます。これはおそらく、先日撮影した4k動画です。すでに iPhone側で削除しているのに、何かが狂っているようですね。
あとは、これらを適切に削除すればOKのはずです。
iCloud Photos の キャッシュを削除する
~/Library/Containers/com.apple.cloudphotosd のサイズが 80GB くらいになっていたので、これを削除すれば解決、と思うのだが、念の為に以下の手順で対処。
- iCloud で "写真" のチェックを外して 同期をやめる
- ~/Library/Containers/com.apple.cloudphotosd を 削除 (念の為にバックアップするほうがよい?)
本来なら、手動削除しなくてもキャッシュはクリアされる。今回も iCloudの写真同期をやめただけで 15GB 程度の削減になった。これはキャッシュが正しく削除されたものと思われる。
しかしながら、今回 同じ4K動画がいくつも存在したことからも、何かがおかしくなっているため、手動で削除した。
- 念の為に Mac を再起動
- iCloudの設定で "写真" のチェックを入れて 同期を開始する
- 同期が完了するのをひたすら待つ(写真枚数によって時間は変わる。写真の 環境設定->iCloud で 進捗確認できる)
これで、容量大幅削減できた。
同期をやめた時点で、一度写真が全部なくなるが、再び同期したときに
- タグも元通りに同期される
- 隠す写真 も元通りに同期される
ので、ご安心を。